ちょうど本を読み終えたので、ここのところはずっと映画を観ている。
『テーラー』は映画館で予告編を観て、「これ観る」と暗闇の中で頷いた。主人公の、寡黙で真面目な人柄そのものな感じの、淡々とした作品。お前は針子じゃなくて仕立て屋なんだとか言いながら、息子（主人公）を本当の意味では認めていなかった（ように見える）お父さんとの関係も、後半ではやっと認められて自立できて、ああ、良かったって思えた。
好きな作品だけど、色恋は不要だと思った。友情のままの方がずっと良かったのにな。
『犬王』は、興味深いという意味で面白かった。室町時代のポップスターの物語。犬王の声がすごくよかった。特に幼いころの声、好きだな。ミュージカルだから歌い踊るシーン満載なんだけど、Queenの汎用性の高さに改めて感心した。
『RBG 最強の85才』はドキュメンタリー。作品がというか、ルース・ベイダー・ギンズバーグがすごいひと過ぎて、感動して落涙しまくった。めちゃくちゃかっこいいし、アメリカの女性たちは彼女に救われてきたんだなあっていう羨ましさもありつつ。彼女を最高裁判所の判事に任命したのはビル・クリントンで、彼の在任中のことはインターンの女性との不倫しか記憶にないんだけど、めちゃくちゃ良いことしてるんだなって思った。夢中で観てしまった。
明日は『岸辺露伴は動かない』（アニメ）でも観ようかな。
