H E L M I

わたしの日々のこと

初国際線✈️とあの曲。

生まれて初めて乗った飛行機は、伊丹から羽田行き。JALだったかANAだったかは覚えていない。でも、羽田から成田にバス移動した後に乗った国際線がヴァージン・アトランティックだったことは覚えている。目的地は80年代ロック少女憧れのロンドンだ。

伊丹から羽田のわずか1時間程度、その日はめちゃくちゃ揺れて、揺れて揺れまくって、完全に乗り物酔いしてしまった。あまりの気持ち悪さに、こんなんでわたし、ロンドンまで辿り着けるのかしらと半泣きで成田に移動した。

成田からヒースローまでの約12時間、CAさんにもらった酔い止めが効いたのか、悪夢の1時間が嘘のように元気だった。CAさんが可愛いキャンディを配ってくれたこと、自席のモニターで流れていたミュージックビデオのこと、そしてマスコットのクマのぬいぐるみが可愛かったことをよく覚えている。

ヒースロー空港に向かって徐々に高度を下げると、眼下には初めて見るロンドンの街並み。モニターではヴァージン・レコードのイケてるミュージシャンのMVが流れているのに、わたしはもうロンドンに居るんだ。ここはほぼロンドンなんだ! と思うと、どういうわけか脳内には『ロンドン・コーリング』が流れた。我ながら単純すぎて、もっと何か無いのかと笑ってしまったのだけれど、「ロンドンと言えば『ロンドン・コーリング』だろ」というひとはわたしだけじゃない。

後に、『ロイヤル・セブンティーン』(原題 What a Girl Wants)という映画を観たら、主人公が生まれて初めてロンドンにやって来て観光するシーンで、『ロンドン・コーリング』が流れた。誰にともなく「ほら!」と声が出そうになった。

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というわけで、『ロンドン・コーリング』を聴くと、初めの国際線、初めての海外旅行、初めてのロンドン、そして、映画『ロイヤル・セブンティーン』を思い出すのだ。