H E L M I

わたしの日々のこと

すでに帰省が憂鬱なのよ。

コロナ禍になってそろそろ3年だそうだ。海外に住む友達の話を聞いていると、コロナもう終わった? と思うくらい日本とは違っていて、我が国はいつまでこんな感じなんだろうと思う。

この3年で母はすっかり陰謀論に染まっていて、電話をかけてきてはワクチンを打つなと言う。とっくにファクトチェックされたフェイクニュースを、「マスコミが報じない都合の悪い真実」として身内の口から聞かされるのは、本当にキツい。母だって、コロナ禍が始まった頃はマスクを送ってくれたりしてたのに。

習い事の友達は怖いものだらけだ。コロナも怖いけど、ワクチンも怖いのだと。はじめの頃はワクチン接種を当たり前のように考えていたけれど、予約が取れず打てないでいるうちに色々な話を聞きすぎて、コロナもワクチンも怖くなってしまったのだそうだ。

医療機関に勤める友達は、義務のようにワクチンを接種している。けれど、彼女の母親は病院嫌いの薬嫌いで、もちろんワクチン接種を拒否しているらしく、コロナ関係では彼女がいちばん話が通じる。

母には、「考えが違うし、これ以上この話をすると言い合いになる。もうこの話はしたくない。わたしは接種する」と告げた。勢いで4回目の接種予約もした。気を付けて、注意していても、いつどこで感染するかは分からない。誰だって感染するかもしれないし、感染させるかもしれない。そんな中で生活してるんだから、感染しても重症化しないように、少しでもリスクを負わずにすむように、わたしはワクチンを接種する。

でも、母にはまったく通じない。ワクチンを打つと死ぬと信じている。正月の帰省が今から憂鬱だ。