H E L M I

わたしの日々のこと

憧れてしまった街。

富山と金沢に行って感じたのは、文化芸術に対する感度が高いというか、敷居が低いというか、無料で触れられる芸術の質が高くて機会も多いような、そんな気がした。

富山市ガラス美術館は外観も内観もとても素敵で、図書館も入っている複合施設。常設展のチケット代は安価だし、企画も面白かった。作品の展示位置によっては、展示ブースの外からも見えなくもない。盗み見を推奨するわけではなく、なんとなく興味をそそるような、そういう機会を与えているように感じた。

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富山県美術館も、屋上庭園『オノマトペの屋上』は無料で楽しめるようになっていて、天気は悪かったけどいくつかの家族が遊んでいた。常設展も面白かったし、『オノマトペの屋上』目当ての人たちがいつか興味を持って観に行くようになるかもしれない。だって、企画によってはピカソシャガール、ヨゼフ・ホフマンなんかの作品が楽しめるんだよ。

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金沢21世紀美術館は言わずもがな、公園としての役割もすごく高い。憩いの場が美術館だなんて、とても素敵だと思った。美術館だけでなく、レトロ建築にボランティアガイドさんがいて無償でガイドが受けられたり。たまたま話す機会があったひととも、金沢も富山も芸術に対するフレンドリーさがすごくいいねって話題になった。

当たり前の存在としてそこにあって、刺激や興味や癒しや感動や、そういうものを感じる機会が平等に与えられている。そんな感じがして、富山市金沢市も大好きで憧れで羨ましい街だと思った。色々と楽しかったんだけど、これだけは書いておきたいなって思ってたので、今日書けてよかった。