春から新しい職場に出勤してる友達から聞いて、よく分からんな……と思った話。
毎日定時の数分前に退勤して行くひとがいる。10分前とかじゃなく、本当に数分。定時の5分前に申し送りみたいな時間があって、それが終わると帰って行くのだと。
ほぼ毎日のことなので、どういうことなのか本人に訊ねたら、フレックスだと答えたらしい。
でも、フレックスってあれよね、コアタイムがあって月どれだけ以上勤務すれば……っていうやつ。残業した分早く退勤する日があったり、フレキシブルかつ就労時間を抑える的なアレ。
と、友達は言う。わたしも同じ認識。コアタイムが無いとこもあるよね、とか、そう言えば昔、フレックス制度を逆手に取って毎日始業時間の1時間後に出社してきて「そういう使い方は違う」と叱られてたひとがいたな、とか、ひとしきり喋ったあと、ハタと気づく。
その、2分とか3分とか早く退勤する分は、一体どこと相殺されてるの？
始業時間が9:00としたら、普通は9:00より前に出勤する。そして、パソコンの電源を入れて、仕事に取り掛かるように準備する。そこを勤務時間として扱わないと、2、3分を捻出するのは無理だ。
そこなのよ、と。変でしょ？ と友達。明らかに業務のための早出ならともかく、普通に出勤してきて謎の2、3分。上司は咎めないし、そのひとの他に「フレックス」とか言ってるひとはいないってのも謎。
なんか、おもしろいというか、変な職場だね。としか言えなかった。フレックスとは。後で調べてみよ。
