昨日滑り込みで観てきた『アリス— へんてこりん、へんてこりんな世界 —』、今日はやっぱり混雑したらしいので、昨日にしといて良かった。
ウィリアム・モリスはゴシックオタクで、生まれる時代を間違ったと悔やんだらしい。気持ちは分かる。わたしは19世紀イギリスのお金持ちの娘に生まれたい人生だった。但し、オースティンの『エマ』みたいに自分の財産持ってるお嬢。ここめっちゃ重要。
と、常々思っていたけれど、今回の展示を見てさらにそう思った。もしわたしが不慮の事故に遭って転生するなら、上記環境にてよろしくと言いたい。(誰に)
テニエルの挿絵とディズニーのアニメは、あまりにも絶対的象徴って感じ。でも、時代時代で「自分のアリス」「その時代のアリス」を表現しようとしてきたクリエイターたちの作品も、偉業だよな。そして、それらの作品が素晴らしければ素晴らしいほど、オリジナルのアリスはさらに輝くという。ほんと、お化けコンテンツだ。
この企画展、日本に来てくれて嬉しいけど、V&Aでも観たかったなぁ。