H E L M I

わたしの日々のこと

『7月24日通り』。

『7月24日通り』、もっと少女漫画みたいなストーリーかと想像してた。

多分映画の予告編とかプロモーションの影響でそう思ってて、映画は予告編を観る限りモロにそんな感じだから、映画を観て原作読んだひとは「違う……」って思っただろうな。予告編しか観たことないわたしでも、「違う……」と思ったんだから。

こういう、原作のアイディアと設定だけが欲しい映像化って、他にもたくさんあるんだろうか。あるんだろうな。大昔、マーガレットで連載してた『ペルシャがすき!』も、何故か魔法少女としてアニメ化されたし。

小説の『7月24日通り』は、妄想で人生に彩りを与えている女性が主人公だけど、何故か全編生々しいというか、生臭い感じがした。直接的に性行為を描いているわけじゃないのに、何故か生臭い。主人公の父とその恋人とのらしき女性、弟とその恋人、学生時代の憧れカップル、主人公と憧れの先輩、なんかみんな性の匂いがして、それがものすごく生臭く感じた。

小説としての仕掛けは面白いと思ったし、小百合さんも面白いひとだと思った。読後感もいいと思う。でも、わたしはこれを少女漫画的とは思わなかったから、ちょっとがっかりもした。映画化の前に読んでおきたかったな。