ハルカス美術館で開催中の『アリス— へんてこりん、へんてこりんな世界 —』に、ようやく行ってきた。もう無理かと思ったけど、めちゃくちゃ仕事遅れさせてる張本人が絶対残業しないマンだから、尻拭いするのもアホらしくなって定時で退勤したら、十分楽しめた。
『アリス』の文化現象をテーマにした展示は、小さな作品やガラスケースに入ったものも多く、でも展示の仕方に余裕があって、とてもゆったりとした印象。毎回毎回詰め込み過ぎて見づらい某企画展には、見習って欲しい……。
『アリス』が誕生した19世紀から現代に至るまで、本になり舞台になり映画になり、アイコンでありモチーフであり、インスピレーションであり続けるなんて、本当にお化けコンテンツ。
ただ原画を見せるだけの展示と違って、『アリス』が生まれた時代に関するあれやこれやも来日している中、ミレイ、ヒューズ、バーン・ジョーンズなどの絵画には、心躍り過ぎた。めちゃくちゃ興奮した。それらはみんなV&Aの所蔵品なんだよな。日本からはアニメ作品、ヒグチユウコや金子國義の作品も展示されていた。
『アリス』って物語が不思議満載だから、表現者にとっては色んなやり口、アプローチで「自分だけのアリス」描くことができるんだろうか。インスタレーションもあって、チェシャ猫のには釘付けになった。動画撮ったけど、ここには動画貼り付けられなくて残念。
はー。行けてよかった。これから関西で開催される企画展のチラシもいくつか貰ってきた。しんどいなあと思う時、圧倒されるのはメンタルにいい。楽しかった！
