H E L M I

わたしの日々のこと

ミュ、フォーエバー。

突然テニミュの1stシーズンが観たくなって、YouTubeを漁ってしまった。DVDも何本かは持っているはずなのでそれを観ればいいんだけど、何故かYouTubeを漁ってしまう。(ニコニコ動画じゃないのは、単にその文化が自分には無かったからだ)CDを持ってるのにSpotifyで聴くのとは、権利的に訳が違うということを分かりつつ、本当に何故。

最初は全く全然これっぽっちも興味は無かった。少しずつ、少しづつ、公演ごとにハマりつつあった友達を見ながら、「へーそーなんだー」なんて、適当な相槌をうってた。ある日その友達に「今度の公演は絶対に観たいから、チケット取るのを手伝って欲しい!」と頼まれ、そこでしか買えないからと指定されてローソンに行った。まだファンクラブ先行とか無かったんだろうな、ローソンのLoppiでしかチケットは買えなかった記憶。

チケット発売日の10:00前、Loppiには運良く誰も並んでいなかったので、なんだかイケそうな気がした。「イケるかも」と思ったら俄然自分も観たくなって、その場で決めて友達の分と2枚チケットを取った。友達は他の友達にも協力を要請していたんだけど、結局取れたのはわたしだけだったので、その時はもの凄く感謝された。というわけで、二代目青学と初代氷帝を新大阪のメルパルクで観た。

正直、なんじゃこれは! というキャストもいた。ミュージカルなのに踊れてないとか、歌えてないとか、芝居もいまいちとか。後で知ったけど、初舞台初ミュージカルどころの騒ぎじゃないキャストもいたとかで、そんな中で二代目手塚部長役の城田優はマジでメジャーリーガー並の輝きだった。俳優として安心して観られるうえに、歌が頭抜けて上手かった。

テニミュの衝撃は大絶賛とは行かず、むしろちょっと困惑すらしたはずだったのに、その後、友達に誘われるがままに劇場に赴き、気付いたら横浜や広島に遠征に行くまでになってしまった。

何代もの青学、そして時にはライバル校のキャストの卒業を見送り、中にはすごく成長したキャストに目を見張り感動したりしながら、1stシーズンの終わりとともにわたしのテニミュ熱は去った。ちょっと話題になるたびに「観たな……」と懐かしく思い出すくらいだったのに、全く別口の友達が日曜朝の戦隊やライダー方面から元テニミュキャストのファンになり、後追いで1stシーズンを観ていたことがつい数年前に発覚。

以来、何かにつけて「油断せずに行こう」とか言いあっている。今日も、門外不出ふたりだけで使っている手作り初代跡部景吾スタンプがLINEで届き、それきっかけでわたしはYouTubeの海へ……。

ああ、懐かしい……懐かしすぎて眩しい。未熟さを肯定するつもりは全くないけど、今のめちゃくちゃ完成された2.5次元とは違うあの頃が、本当に懐かしい。1stシーズン、フォーエバー。