H E L M I

わたしの日々のこと

声をかけようという誓い。

通勤電車で、ふと見た男性のバッグについているアクセサリーが気になった。それには「マタニティーマーク」で見るイラストが描かれていて、男性がつけるものではないけど、このひと実は女性で妊娠している? などと、色々な方向ではてな? となった。

失礼ながら、こっそりじっと目を凝らしたところ、イラストだけじゃなく文字も書いてあった。「席ゆずります 声をかけてください」ーーあ、なるほど。こんなものがあるのか! と、下車して落ち着いてから検索すると、すぐにウェブサイトが見つかった。わたしが見たのは、こちらで購入できる「席ゆずりますマーク」だった。

sekiwoyuzuru.starfree.jp

マタニティーマークをつけていても声をかけてもらえない、だからと言って、席を譲ってもらえませんか、と声をかけるのは勇気がいる。妊娠は病気じゃない、とか、妊婦様と揶揄されたりする場合もあるとか聞く。「席ゆずりますマーク」のサイトにたどり着くときも、Googleの「他の人はこちらも検索」にはマタニティーマークへのネガティブなワードが表示されていて、実際に検索されているのかもしれないけど......と、なんとも言えない気持ちになった。

そういえばわたしは、妊婦さんに席を譲ったことってあっただろうか。職場に妊娠している同僚がいて、彼女のお腹は日に日に大きくなってきている。もし彼女と一緒の電車になって、席がひとつしかなかったら、迷わず彼女に譲るだろう。

そんな風に、自然に当たり前に。今度妊婦さんを見かけたら、声をかけたい。