動物も人間同じように病気になる。分かってはいても、びっくりしてしまう。この春、姉の猫は2匹揃って10才になった。
猫の10才が、「もう」なのか「まだ」なのか、意見の分かれるところだとは思う。友達の家の3才や1才の話を聞いていると、10才はもう若くないんだな、と感じる。あまり考えたくないけど、この子たちが居なくなったらと考えてしまい、勝手におセンチになったりして。
とにかくその、決して若くはない猫の1匹が膀胱炎になった。トイレ掃除をしていて血尿に気付いた姉、慌てて病院に駆け込んだらしい。わたしも膀胱炎にはなったことあるけど、血尿は出たことない。あの小さな体で、そんな、血尿だなんて……と思うと、居ても立っても居られなくて、お見舞いに行った。
本人（猫）はケロッとしたもので、会うなり頭を擦り付けてきて、そのあとは寝っ転がって撫でられるのを待っていた。まあ、そんなもんだよな。元気そうで良かったよ、と、撫でながら、ああ、これから何年生きるのだろうと思った。それはお互い様とは言え、考えただけで泣きそうになる。
早く良くなってほしいな。一緒に元気に歳を取ろうね。
