罠というと大袈裟だけど、なんでそんなところで？ と思うようなクレジットカードを作ってしまっているひとがいる。姉がそうだし、驚いたことに幼馴染もそうだった。
姉の財布は分厚い。札束でも入っているのかと思う厚さだけど、厚みの正体はあちこちで作りまくった各種カードだ。あまりに分厚いので、何が入っているのか見せてもらったら、ポイントカードや会員証だけならいざ知らず、クレジットカードが何枚も何枚も出てきて、呆れるというか、ちょっと怖くなってしまった。
携帯電話の契約をした時に必要だからと（本人の感覚では）作らされたカードは、携帯電話代の支払いにしか使っていない。近所にコンビニができた時、ポイントカードを勧められて作ったはずのカードには、何故かクレジット機能がついていた。
関西の私鉄・地下鉄の交通系ICカードPiTaPaには、プレーンなPiTaPa機能だけのベーシックカードがある。でも何故かクレジットカード一体型だからポストペイが実現しているのだと思っているひとがいて、そういう人のカードは当然のように「エメラルドSTACIA PiTaPaカード」とかだったり。幼馴染のなんだけど。
彼女も携帯電話代を払うためだけのクレジットカードを持っていて、わたしはいやいやそんなアホなと思う。でも幼馴染は姉の気持ちが分かるという。完全に同族意識芽生えてる。
友達がクレジットカードを整理したいと言うので、じゃあ段階的にやってけば？ って答えたけど、姉も多分やったほうがいい。カードの整理、年内に。
