『和菓子のアン』シリーズを読んでから、わたしの中で和菓子がブォーと熱い。美味しいものを食べると、作ってみたくなる不思議。京都のみやこめっせで開催の「京菓子と京の文化の祭典」で、和菓子作り体験があると知り申し込んでみた。
決して器用な方ではないから、繊細な手作業には不安しかない。でもやってみたい。ワンチャン上手く出来て意外な才能を発揮するかもしれないじゃないか! なんて夢みがち。
会場ではプロの職人さんが丁寧に教えてくれる。最初は白いこなしで手順や技を練習して、本番は綺麗な色のついたこなしと餡子で作る。職人さん先生は、当たり前だけどちょいちょいとやるだけで、めちゃくちゃバランスの良い厚さ丸み可愛さのものを簡単そうに作る。
同じように見よう見まねでやってみるけど、どうにもおかしい。上手くいかない。やっぱり絶望的に不器用なのかも……。(知ってた)
でも意外と本番の方が上手く出来て、完成したのがこれだ!
左の白い方が桜で、右が椿。桜の方はほんのりとピンクが透けているのが可愛い。花びらを5枚にするのがとても難しかった。椿は、湿った布巾で絞って形を作った。布巾の皺が味になってる感じ。
実際にやってみて、つくづく全和菓子職人さんにマジでリスペクトよ。本当に匠の技すごい。この体験のおかげで、これからはもっと美味しく和菓子がいただけると思う。