H E L M I

わたしの日々のこと

魔法の杖が如くムッキー。

これ便利めっちゃ良さそう、我こそこれを使うに相応しい! と、テンション爆上がりで買ったキッチン雑貨を、今日ようやく使った。

硬めの柑橘類の皮にサクッと筋を入れ、袋状になった、実の外側の皮をスパッとやってくれる。八朔好きのわたしには、最高に素晴らしい贈りものだ。

八朔は美味しい。柑橘類の中でいちばん好きだ。冬になると蜜柑などと同じく、いただいたり分けてもらったりする機会が(わたしは)多い。八朔を見ると、あの味が口の中に広がる。食べたい……と、夢見心地になる。

八朔は皮が硬い。いや、皮そのものは言うほど硬くはない。ただ、最初の一撃に困る。親指をうりゃ! とぶっ刺そうものなら、突き指しかねない。言い過ぎ? でも、硬いのは事実。

皮の硬さへの苦手意識が八朔を食べたい気持ちに勝ると、八朔は別の意味で固くなってしまう。そうなるともう手に負えない。そんな不幸な出来事はもう懲り懲り。わたしはただ、ストレス無く八朔を食べたいだけなのだ。

そんなわけで。今年はムッキーちゃんが魔法の杖が如く大活躍する予感だ。サクサク剥いて、実だけを冷凍するのもいいな。ああ、八朔、愛してる。