京都国立近代美術館で開催している「倉俣史朗のデザイン」、滑り込みギリギリで見てきた。
香港のM+と、椅子のコレクションをしている富山県美術館。多分2箇所で倉俣史朗の作品を見ていると思う。M+がとても楽しくて、その気持ちがまだホカホカしていた頃にこの企画展のことを知ったので、前売り券が出てすぐに購入した。
倉俣の言葉、図面、スケッチなどが壁面に、実物がフロアに展示されていて、入り口とエピローグのエリアは撮影可。誰もが写真に撮りたくなる『ミス・ブランチ』と『硝子の椅子』が並んでいた。エントランスの『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』はちゃんと撮れたので、それだけ載せておこう。これ、座るのもOKだった。
アクリルやアルミ、ガラスなどの素材で作られた椅子や家具たちにギリギリまで近づいて、作品の周囲をぐるりと回り眺めることが出来るのが、とても楽しかった。
『オバQ』というタイトルのランプも出展されていて、おそらく藤子不二雄のあの頭に毛が3本しかない白いオバケからきてるネーミングだと思うんだけど、あの漫画を知らないとなんのこっちゃだよね。面白くて笑ってしまった。
素材もデザインも独創的で、言葉もとても興味深い。著書を読みたいと思って図書館で検索したら、同じように考えたと思われる人たちの予約が何件も入っていたので、気長に待つことにする。